札幌市中央区の産業技術教育訓練センターで例年実施している普通科特進の勉強合宿は1.2年生が合同で寝食を共にし、学びの意義、勉強法や受験の仕組みなどを徹底的に学びます。「受験のための勉強」から「学びそのものの意義」を理解し、将来や人生を構成する一部として学びを捉えることを意識した「自分を形作る勉強」へ転換することを目的としています。一方で受験は時間との勝負。早期に受験への意識を高め、他校と差別化した戦略で「勝てる受験勉強」を教員は支援します。「今年からコミュニケーションのワークショップ、学ぶ意義や受験の仕組み、効率的な勉強方法を知るための基礎講座を取り入れました。しっかりと教員側の狙いを共有することで進路や日頃の勉強について真剣に受け止めてくれたと思います。その結果、合宿後には休み時間に自主的に勉強に取り組む生徒、同年代の生徒との比較で焦りを感じた生徒が増えて意識が高まり、行動に繋げられる段階に来た実感があります。」特進2年生担任山西談。
ワークショップでの感想(一部抜粋)
〇1年生
・みんなしっかりと行っていて自分からなにか行おうって言う意識があって、自分も自分から行動してみようと刺激が貰えた。
・2年生と関わる機会があまりなかったけれど、ワークショップで関わることができ、嬉しかったです。また、個人的に2年生に進路の事も聞けて良かったです。
〇2年生
・自分は、コミュニケーションはしようと思えばできるのだとここでわかった。別に人と話すのが苦手なわけじゃなくて、話すことが思いつかないだけなのだとわかった。お題があったりしたら全然人と話せた。全てのものをポジティブに考えると、今まで誰も思いつかなかったいい案が浮かぶのだと知った。問題解決ゲームで出てきた大企業の社長なども、そういう考えをできるからこそ需要のある会社に成長したのだと実感した。
・ずっとコミュニケーションをとっていたから、コミュニケーション能力が上がったと感じました。私は元々初対面の人と話すのが不得意だったけれど、この機会に初対面の人とも積極的に会話できるようになろうと思い、初対面の1年生に自分から話しかけることを頑張り自分を成長させられたと感じました。
基礎講座の感想(一部抜粋)
〇1年生
・わたしは何かをやりたいと思ったときに後回しにしたり、めんどくさがって最終的にはやらない、ということが多いので、今回の基礎講座は本当に助かりました。高校生になったばかりなのに進路なんてと思っていましたが、何か一つの大きな目標を達成するために日々努力を重ねていきたいと思いました。
・たくさんの話を聞いた中で自分は即行動する事がいちばん印象に残りました。今からでも少しでも目標の高い大学を目指して頑張ろうと感じました。スマホがない方がいいと感じました。
・自分を変えることができるのは自分しかいなくてこのチャンスを逃してしまうといつまで経っても勉強とかから逃げてしまうから、逃げずにしっかりと勉強を行うことの大切さがわかった。
・頭が良いからその学校に行くんじゃなくて、自分がやりたいことができる学校に行く水平思考で大学を選択した方がいいというのが、自分に刺さった。
〇2年生
・担任の先生はいつも掃除をきちんとやらない人が勉強なんてきちんとできるわけがないと言っています。これは何気ない日々の掃除で手を抜くことによってそれが習慣化されて性格になり勉強をしても同じく手を抜いてしまうということだと思います。そして私も、日々頑張っている人は勉強で頑張らなくてはいけないときや部活で頑張らなくてはいけないとき普段から頑張りなれているのでそこまでつらいと思うこともないだろうと思いますし、すごく耐えられるのだろうと思います。私も何にでも全力で挑むということを意識してこれから頑張りたいと思います。
・1年生の担任の先生の話は初めて聞いたのですが、自分の経験をもとに話してくれたのでとても説得力がありもっと将来を考えようと思いました。特に「なんとなく理解している」をなくそうと言っていた点では私のことかも…と自分とあてはまるところがあると深く感じたのでとても刺さりました。あと、”本番に弱い”という点も私と一緒で親近感がわきました。推薦入試(総合型選抜)と一般入試で分けられた講座だったのですが推薦入試の講座では「自分のことをよく知ること」が重要になり、本質は何なのか、自分は何者なのかをこの冬じっくりと考えようと決めた講座でした。また、一般入試の講座では「コンフォートゾーンからの脱出」がとても印象的でした。価値観を変える時が一番慣れないというのは私も高校受験で少し経験したのであの感覚か、と思い出すことができました。それと同時に今コンフォートゾーンにいることも改めて確認でき、そろそろほんとに頑張んないとな、と気づくことができました。
・受動意識仮説について学び、自分の無意識な行動で悪い方向に向かわないようにしようと感じました。「やらなければチャンスも生まれない、やらない人は失敗すらできない」という言葉で、何事もやってみようと思ったし、失敗のない人生はつまらないと感じたのでとても刺さりました。「即行動」という言葉で自分のやる気がさらに上がったのでこの言葉も刺さりました。最低ラインを目指さず満点を狙う気持ちでいることが大切だということを学べました。
・自分に厳しくできる人が人生を勝ち取れることを再認識できた。本質を探してそれに向き合うことこそ、これからの人生の決定に有利になるのだと感じた。甘い見通しを立てて「これくらいでいい」「自分は余裕だろう」とかの考え1つで、人生を左右することもある。自分にとって簡単なものだったり、なんてことないものだったりしても、甘い考えだけで無駄にしてしまう怖さを知った。なりたい自分を明確にすることこそが、それを叶えるただ1つの確実な希望になり得るとも思った。
【1日のスケジュール例】
7:00~8:00朝食・朝の準備
8:30~12:00(数・英・国)〈各60分〉
12:00~13:00昼食
13:00~13:50進路講話(企業プレゼン)
14:00~18:00(国・英・数)
18:00~19:00夕食